![]() ![]() 2005/11/16〜11/18 トップページへ 旅紀行へ ![]() |
![]() 京都は日本の古都として外国の人にも人気がある。17の社寺と城がユネスコの「世界文化遺産」に登録されている。 日本人でありながら、旅好きでありながら、殆ど訪ねていない。 ![]() 今回の旅は同窓会となっているが、イベントや会合があるわけではない。旅を楽しむことが主目的の気楽な同窓会旅行である。2泊3日の秋の京都旅行を楽しんだ。 還暦同窓会の時から、5年周期では間遠になるからと、隔年毎に集まるようになった。 わたしも術後2ヶ月余り、参加を危ぶんだ。それより何より京都に行きたい気持ちが逸り、ドクターの許可も得られ、体調も回復して参加できた。嬉しく幸せなことである。 各地から京都駅近くの京阪ホテルのロビーに参集した。 数年ぶりでも、遠目であってもすぐ名前が浮かんで確認できる。今回は卒業以来殆ど会っていないMさんも参加と聞いて楽しみにしていた。京都近くの住まいでもあるので間違いなく再会できると思っていた。ところが体調不良(更年期障害)で不参加になったと聞き皆残念に思った。「この年になっても更年期障害ってあるの?」というおもいがして、いい機会を逃し、期待していただけにちょっとがっかりした。矢張り寂しい。 後で皆の回答のはがきを見た。“京都は住まいも近く皆さんのお役に立つことができるかもしれません”と書いてあった。なお更に会えない悔しさが歯痒い。 女性だけの同窓会、時はタイムスリップして、旧姓まじりの会話が飛び交う。久しぶりの邂逅で、とりとめのないお喋りは尽きることがない。遠慮の要らない仲間で、人数が少ない分、話し声も届き、話題も弾む。 気力、口だけは達者、老いの自覚などどこ吹く風で威勢だけはいい。体力、記憶力は、間違いなく下降線である。健康が一番!!元気であればこそ参加でき皆にも会える。 栄養士の勉強をした仲間である。調理実習や病院実習もして、食生活への関心は深い。食事への配慮も満足するものであった。 2日目は祇園近くに位置するホテルに泊まった。この会は2泊3日と決まっているが、同じ宿に連泊することなく、和・洋と趣の違う宿にする。部屋割りも毎日くじ引きして同室者が変わっていく。これも恒例となっている。和室の時は4〜5人部屋を使う。一堂に会しやすい。 当番幹事2人(横浜・埼玉在住)の綿密な計画のもとに実現した京都同窓会である。事前に“自分たちも楽しみたかったの”と京都まで下見旅行もしもらってていた。ありがたいことである。 次回は2年後の5月、韓国(福岡に集合して出発)に決まった。鹿児島の3人が当番幹事で、私もその中の1人になった。 帰りは伊丹発17時の便に搭乗した。 関西へ行く機会が少なく、大阪へは10数年ぶりのフライトである。(3月の甥の結婚式では新幹線を乗り継いで上阪している。)乗りなれた東京便とはルート(航路)も違い当然ながら機上からの景色も違っている。 3日間かなり歩いた。帰りの機内では心地よい疲れを休めようと思っていた。 飛び立って15分ぐらいしたら一面雲のじゅうたんである。 2年前ロシア上空で夕陽を見た時の感動を思い出していた。 心ゆくまで語った。 紅葉は見る位置によって趣が変わってくる。目線で見ると一葉の形までわかる。 下から見る。逆光の木洩れ日越しに見る紅葉は眩しい。陽光に翳された所は黄金色、橙色、真紅とキラキラ輝いて錦織りなす色である。地表には、落葉した紅葉の陽だまりをつくっている。 高い所からは、
次女が大阪の大学在学中に一度一緒に来ている。その時高台寺近くで普茶料理を食べた記憶がある。 南禅寺 急勾配の山門に上がった。周りの山は色とりどりの紅葉に染まり錦色に輝いている。ここから眺める紅葉は、石川五右衛門の名セリフ「絶景かな」そのものであった。 高台寺 豊臣秀吉の正妻・ねねが1606年に建立した寺院。絢爛豪華な桃山文化の面影を残す遺構と真紅のカエデが作り出す情景は世界でも名高い。夜の特別拝観では、池のほとりの「開山堂」と紅葉が水面に映り、より幻想的な世界になるという。 「掌美術館」 銀閣寺 銀閣寺(慈照寺)の枯山水、池泉回遊式の庭園は東山文化遺産である。雅趣に富んだ庭である。展望所からの眺めは紅葉に染まって見事である。世界遺産になっている。修学旅行生らしい学生、外人の観光客も多い。 大徳寺 大仙院へ入った。禅宗の臨済宗大徳寺派のお寺である。枯山水の名園があり、和尚の話術が面白い。廊下に立って、「ここからは国宝です。皆さんは国宝の上に立っているのです。」思わず足を引っ込めてしまった。 京都は禅宗のお寺が多い。それも臨済宗である。我が家は禅宗でも曹洞宗である。 金閣寺 前日アメリカのブッシュ大統領が訪れている。そのせいか寺の金色もひと際ぴかぴかに光っているように感じる。観光客も多い。きれいに整備されている。専用入り口も設けてあった。池越しにガラス戸に仏像が納められているのが判る。 嵐山 古い記憶と違い堰も増えているように感じた。鷺が飛来していたが夕闇の中へゆっくり消えていった。近くの天龍寺に行く時間がなく残念であった。 二条城 徳川家康の命により慶長8年(1603年)に築城され、三代将軍家光のとき増築された。昭和14年京都市に下賜された。正門は東大手門と呼ばれ、城内には大書院建築の二の丸御殿と、内濠に囲まれた本丸御殿がある。二の丸御殿はすべて国宝建造物。二の丸庭園は小掘遠州の作庭といわれる。現在の本丸御殿は京都御所内にあった旧桂宮御殿を移したものである。 ガイドも言っていたが、比較的観光客の少ない日であったらしくゆっくりと見学できた。 東福寺 紅葉の名所として有名。通天橋を背にした紅葉は赤く燃え見事であった。 ![]()
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